英語

関係代名詞を制する者が、英語を制する!省略された関係代名詞の見抜き方

英語を学んでいく上で躓きやすい関係代名詞。最初に関係代名詞を学ぶときは、おそらく「which, that」などが使われると説明を受けるでしょう。しかし、実際はほとんどこれら関係代名詞の「合図」が省略されるため、見抜くのにある程度訓練が必要。ここが、関係代名詞の難しいところです。
この文法を見落とすと、該当する英文が成り立たず、意味がたちまち意味不明でわからなくなるので、挫折してしまいます。

そこで!TOEIC810点の筆者が、関係代名詞について解説します!
受験生向けのように複雑長文ではなく、なるべくシンプルに解説していきますので、安心してついてきてくださいね。

関係代名詞とは

まず、そもそも関係代名詞とは何か。解説していきます。
関係代名詞は、一言でいうと

になります。

例1:I have a pen which I bought yesterday.
私は、昨日買ったペンを持っています。

例2:Look! The man who is walking over there is my friend.
見て! 向こうを歩いている男性は、私の友達なの。

このように、名詞を詳しく説明することで、対象となる名詞をより限定することができます。

実際は省略されることがほとんど!

ここで、皆様に悲しいお知らせがあります。実はこの関係代名詞、実際はいちいち”which”や”that”は言わず、省略されることがほとんどなのです。
これが、英語を難しくしている要因の一つだと、筆者も思います。

特にこの関係代名詞は、ここが見破れないと文章が成り立たず、混乱してしまうからです。

先ほどの例も、
例1:I have a pen I bought yesterday.
例2:Look! The man walking over there is my friend.
どうですか、初見ですぐ「関係代名詞が省略されている」と、見抜けますか?

でも安心してください、

早速解説していきます!

簡単!関係代名詞の見抜き方

お待たせしました。では解説します。

関係代名詞を見抜くコツは、
「名詞+不完全文のセット」にビビッとセンサーを発動させる事、です!!

はい、意味が分かりませんね笑
では改めて例文を見てみましょう。

例1:I have a pen I bought yesterday.
前半”I have a pen”は、意味が通りますね。
一方で後半は、”I bought yesterday”
ここで違和感を覚えられるかどうか、です。この後半文章だけ見ると、
「私は昨日買った」・・・、、、「えっ、何を???」てなりませんか??
そう、これは目的語が抜けている「不完全文」なのです。

不完全文があったら、その文章は直前の名詞”pen”を説明してはいないか??だって昨日買ったのは、今その持っているペンだもの!!
お分かりになりますか?

例2:Look! The man walking over there is my friend.
これはちょっと見抜くのが難しい。でも、over there の次にbe動詞isが来るって、またどういうこと!?
その時に、不完全文を疑って欲しい。この例では不完全文がサンドイッチされていますが、”walking over there”が、守護の欠落した「不完全文」という事になります。

不完全文ということは、その部分は直前の名詞”man”を説明している。
このような思考回路を働かせてください。

以上が関係代名詞を見抜くコツになります。

まとめ

いかがでしたか?
なるべく関係代名詞を見抜くコツを、シンプルに説明したつもりですが、
・分かったような分からないような・・
・例文は分かったけど、実際遭遇した時に見抜ける自信はない

などと、いろいろなご意見があるかと思います。実際、これは一度説明を受けただけですぐ身につくものではなく、英文を読み込んで慣れも必要になってきます。
でもこれをマスターすると、「この文章何回読んでもよく意味がわからない・・」ということが格段に減ります。というか、おそらくそのような境遇の時は、この関係代名詞が含まれている可能性大です。

理屈を知った後は、とにかく沢山の関係代名詞パターンを見るのが大切です。今後、有名な歌の歌詞などを使って楽しく関係代名詞を解説することも計画していますので、ここで挫折せず一緒に頑張っていきましょう!