最近は翻訳機能の劇的な向上により、「外国語話せなくても良いんじゃね？」と感じる方も増えてきていると思います。でもやはり自分の言葉で話す喜びがあり、何より生の言葉には伝えたいと言う気持ちも乗っていますので、よりコミュニケーションが円滑になりますよ。
筆者は全く外国語が喋れない状況で、いきなりドイツに1年赴任したと言う経験があります。まずは英語からと、仕事の合間にいろんな勉強法を試しました。その中から、これがいい！厳選した方法をご紹介します。
ご紹介する方法は以下です。なお、今回紹介する方法は、学校での学習やTOEIC対策向きではなく、より実践的な、英会話をマスターするための方法になります。
- 洋楽を聞く
- 洋画を見る
- チャットGPTの活用
- オンライン英会話
最後おまけに「ビジネス英語って、何？」と言うお話もしたいと思います。
①洋楽を聞く
もしかすると、この方法を聞いて拍子抜けした方もいらっしゃるかもしれません。でもちょっと待って下さい、最後まで聞いて下さい！
洋楽を聞くといっても、具体的な方法は？
もちろん、単に聞き流すだけではありません。その曲の歌詞をネットで調べて、意味を調べて、理解した上で聞くことが重要になります。それも、苦にならない程度に繰り返し聞いて下さい。できれば、歌詞を見なくても完コピできるまで聞いて下さい。
どんな洋楽がいいの？
それは一番大事なのはあなたの大好きな歌で、何回聴いても飽きないものです。できればあまり早口やスラングがきついものではなく、シンプルな表現でゆっくり歌われている曲です。オススメはディズニー映画の主題歌でしょうか。でも、本当に何でも構いません。
洋楽を聞くことの効果は？
どんな曲でも１曲にさまざまな文法、単語、言い回しが出てきます。なので、１曲覚えるだけで、使える文法・フレーズを複数覚えることができます。
②洋画を見る
これは、方法や効果は洋楽に似ています。ただ、映画となると長さが比べ物にならないので、①のように全てを覚えていく必要はありません。①で覚えたフレーズが洋画で出てきたりしたら、一気にそのフレーズは記憶に定着し、確実にあなたのものになっていきます。
「この言い回しでそう言う意味になるんだ」とか、「このシーンすごく好き」とか、気になったシーンは①のように丸覚えしても良いかもしれませんね。これも大事なのは、あなたの好きなジャンル、好きな女優さん・男優さんが出ている、など、繰り返し見ても苦にならないものを見つけてみましょう。
また、耳を慣らす意味でも、洋画や海外ドラマを見るのはとても良い効果があります。なかなかこれといった映画に出会わなくとも、流し見してるだけでも良いので、少しずつ試してみて下さい。
一方で、学習を始めたばかりの初心者の方は、子供向けアニメ映画、もしくはドラマをお勧めします。意外と大人になってもアニメって見れますよね。どうしてもどれが良いかわからない！と言う方は、アニメから始めてみましょう。
③チャットGPTの活用
①②が出来てきた、と言う方は、実際に喋るアウトプットに力を入れていきましょう。昨今流行りのチャットGPTて、ありますよね。あれ、英語で話しかけたら英語で返ってくるって、知ってましたか？
思い切って外国人に英語で話しても、英語で返答されたことがわからないのが不安で、なかなか実践練習に踏み出せない方、多いのではないでしょうか。でもこの方法なら大丈夫。チャットで返答されてきたことに対して、ゆっくり意味を調べる時間も、なんて返すか考える時間も、何分でも何時間でも取ってOKなのです。ぜひ英会話したいけど尻込みしている方、ぜひとも試してみて下さい。
④オンライン英会話
最後は、普通にオンライン英会話です。このご時世、価格も内容もピンからキリまでありますよね。傾向から言うと、安いところほど世界中から素人講師を集めて英会話を行うので、毎回同じような自己紹介と世間話になる・・と言う性質があります。
初心者の方はこれでも十分行う価値があります。いろいろ方法を紹介してきましたが、結局は実践でアウトプットしないと英語を話すことはできません。
一方で中上級者の方は、値段は高くなりますが、英会話に通う目的によって、スクールを選ぶ必要があると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最初にも書きましたが、英語の学習はとにかく継続が大事です。張り切って高価な教材を買ったり、スクールに行っても、あなたが「楽しい」と思えなかったら飽きてしまい、結局続かずに挫折してしまうのです。
とにかく好きな洋楽・洋画・海外ドラマ何でも良いですが、見つけてみて下さい。そして、ほどほどに準備ができたら、どんどんアウトプットに移していきましょう。
おまけ
今日はちょっとおまけ。何一つ外国語喋れない私がドイツに1年赴任し、今も日々ドイツ企業と仕事している私が、「ビジネス英語って何？」というテーマで持論を展開させていただきます。
時々、
「ビジネス英語」ができるようになりたい！ とか
「ビジネス英語」が出来ないとだめ、 とか
耳にすること、ありますよね。
その度に、「ビジネス英語」と、「ビジネスじゃない普通の英語」の違いってなんだ？と考えていた私です。もちろん、口語表現と、仕事上メールで使う表現は、違うものもあります。でも、それって絶対必要ですか？て話です。
日本語に置き換えた時に、敬語使えなかったらビジネスできないんですか？て話。そんなことはないですよね。確かに、使えないよりは使えた方が、よりこなれた感じ？になるのでしょうが、実際外国人とのビジネスの場にいて思うのは、一番大事なのは伝えたい気持ちと、自分のぶれない芯を持つこと。細かい言葉の表現は二の次！だと思うのです。
もちろん、もうほとんどの文法と単語を覚えてマスターしている！くらいのレベルであればビジネス英語に多少踏み入れても良いと思いますが、初級中級レベルの方は、少しでもいろんな言い回しを覚えることが先です。
スクールの宣伝でも「ビジネス英語」とうたって呼び込みをしているところも見かけますが（もちろんそのスクールを非難しているわけではありません）闇雲に、仕事で使うからビジネス英語でないとダメだ！と、思う必要はありません。
あなたの英語学習の成功を祈っております！
