馬と仲良くなる方法

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馬はとても愛らしい動物ですよね。乗馬に憧れている方も多いのでは無いでしょうか。
あまり馬と触れ合ったことがない方は、どのように接したら、馬と仲良しになれるのか、分からない方も多いのではないでしょうか。
これから乗馬に挑戦したいと思っている方、またすでに乗馬を始められていて、もっと馬と仲良くなりたい方、ぜひ以下のことを実践して、馬と仲良く安全な乗馬ライフを楽しみましょう!

結論から言うと、実践して欲しいのは以下です。

  1. 馬とはゆっくり接しましょう
  2. 馬の正面に立つことは避けましょう
  3. 馬の耳をよく観察しましょう

では、一つずつ解説します。

①馬とはゆっくり接しましょう

馬はとても臆病な動物だ、と言うのはご存知の方も多いかもしれません。そもそも、草食動物は全般的に臆病です。理由は、草むらから飛び出してくる肉食動物にいち早く気付き、逃げなければいけないためです。そのため、

速い動きを見ると、「逃げなければいけない」と、いわば遺伝子に組み込まれた性質なので、仕方のないことです。馬の前で走らないと言われるのは、このような理由からです。

では、どのように接してあげると馬が安心できるのでしょうか?

これにつきます。例えば、

  • 馬に近づくとき、ゆったりと歩み寄る
  • 無口や頭絡をつける時、一つ一つゆっくり丁寧に付ける
  • 鞍を乗せる時、ゆっくり乗せる
  • 馬に跨る時、ゆっくり背中に座る

あげたらキリがありません。要は、何をするにも全て、ゆっくりゆっくりやってあげて下さい。馬装する時、馬に馬具がガツガツ当たらないように、優しくつけてあげて下さい。馬と仲良くなるのに非常に大事なことです。
乱暴に接してくる人と、一つ一つ丁寧に接してくれる人、どちらの方が好かれるか、分かりますよね。

②馬の正面に立つことは避けましょう

「馬の真後ろに立ってはいけない」
と言うのは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実は真正面に立たれるのも、馬にとってはあまり嬉しくない行為になります。

理由は、馬の目の位置にあります。馬は真後ろ以外見えるよう、目が横に付いていますよね。馬は350度の視野を持っている、と言われていますが、実は真正面もピントが合いにくいんです。なので、ピントが合わず距離感も感じにくい真正面で動かれるのは、苦手なんです。したがって、

え、斜め前?って思うかもしれませんが、真正面から45度くらいで近づいてあげると、誰がどれくらいのスピードで、どれくらいの距離感で近づいてきているかがよく分かるので、馬は安心できます。ぜひ覚えておいて下さい。

③馬の耳をよく観察しましょう

これも、基本中の基本ですね。馬の感情はほぼ全て耳に出ていると言っても過言ではありません。馬の耳は、馬がその時に興味を持っているもの、注意を払っているものに向けられます。そして、なんといっても見逃してはいけないのは怒りの感情。
馬は怒ると、耳を後ろにぺたっとくっつけます。目も剥いて、歯ぎしりをしたり、首を上下に振ったり、警告します。

速い話が、この時は絶対に近づいてはいけません。「それ以上近づくな」とか、「それ以上嫌なことをしたら怒るぞ」という警告です。この状態にむやみに近づくと、事故・怪我の元です。危ない、怖い、と感じたら遠慮なく周りに助けを求めましょう。

まとめ

いかがでしたか?馬と仲良くなる方法を3つ、ご紹介しました。乗馬クラブで見る馬はとてもおとなしいとは思いますが、馬はもともと草食動物であり、その遺伝子が刻み込まれていることは忘れてはいけません。

一方で、馬が嫌がることは避け、丁寧に接してあげたら、馬もリラックスして接してくれるはずです。ぜひ、この3つを実践して馬と仲良しになり、安全で素敵な乗馬ライフを楽しみましょう。